体験 映画

映画『この世界の片隅に』感想。この映画を観ないと後悔する理由4つ!

2017/06/03

Pocket

この世界の片隅に 感想
先日『この世界の片隅に』を観てきました。前評判がとても良いのでどんなものかと思って観に行ったのですが、衝撃が大きすぎました!

この映画を観てしまうと、あなたが今までで観ていた映画がつまらなく感じるかもしれません。それくらいすごい映画です!

なにがすごいかって?言葉では語れないw

でも、どうにかそのすごさを説明していこうと思います。

まずはあらすじです。







あらすじ

この世界の片隅に 感想
18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。

良いも悪いも決められないままボケっと流されているとどんどん縁談は進み、1944(昭和19)年2月すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。

見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった・・・。

夫の両親は優しく、義姉の径子はきつい性格で、その娘の晴美は無邪気でかわいらしくすずさんに懐いている。近所の知多さん、刈谷さん、堂本さんも個性的だ。

配給物資がだんだん減っていく中でも、すずさんは工夫を凝らして食卓をにぎわせ、衣服を作り直し、時には好きな絵を描き、毎日のくらしを積み重ねていく。

ある時、道に迷い遊郭に迷い込んだすずさんは、遊女のリンと出会う。リンと仲良くなるすずさん。またある時は、重巡洋艦「青葉」の水兵となった小学校の同級生・水原哲が現れ、すずさんも夫の周作も複雑な想いを抱える。

1945(昭和20)年3月。呉は、空を埋め尽くすほどの数の艦載機による空襲にさらされ、すずさんが大切にしていたものが失われていく。それでも毎日は続く。

そして、昭和20年の夏がやってくる――。

この映画をあなたが観なければいけない理由4つ!

1.リアリティがすごい

この世界の片隅に 感想
この映画で描かれるのは、昭和に広島で普通に暮らす市井の人たちの生活。

広島の風景や街、人々の描写はとてもリアルであり、当時の広島が画面のなかで躍動しています。こんな街並みだったんだな、と今はなき広島の風景とそのなかで元気に生きる人たちを観ることができます。

広島の街は原爆で吹き飛んだという事実を知っているので、なおさらスクリーンのなかの街や人が愛おしいし悲しい・・・。

監督はこの作品を作るに際して、当時を生きていた人にインタビューしたり資料を集めて、街並みや店の名前、その店にいた人の姿までリアルに再現したそうです。そのかいあって、手書きのアニメなのに本当に画面のなかで街が実在しているみたい。

現実で起きる出来事や日付もまた、すべて当時の出来事と同じにしているそうです。

ですので細かな生活習慣や会話などにリアリティがあり、過去に実在していた1人の人生の物語を描いているような語り口になっています。主人公「すずさん」に起こる出来事がフィクションではなく、すべて本当にあったことだと感じるのです。つまり、すずさんを追ったドキュメント作品のように描いているのですね。

このようにリアルな舞台でのんびりと生きるすずさんを観るうちに、自分もその世界を愛するようになります。その世界が壊されるとわかっていながら・・・。

2.普通の人を描いたのがすごい

この世界の片隅に 感想
すずさんというキャラクターがまたいいのでございます!

このすずさんというキャラクターと、のんさんの声という組み合わせじゃなければこんなに引き込まれなかったのは確実!

すずさんのキャラクターはとても魅力的で、目が離せなくなりました。のんびりおっとり、抜けてるすずさん。失敗しても「ありゃあ」って困り顔です(笑)。この困り顔がキュート!w

でも食料がなくなってきても、工夫をして楽しみながら食事を作る、心の強さも持っています。

彼女はただただ日常を生きている普通な女の子です。時代は違えど、僕達と同じで普通に暮らしているのです。この「普通」ということがこの映画ではキーワードにもなっています。

戦争映画だと、兵士でもない市井の人を主人公にしたものは数が少ないですよね。これまでの戦争映画の主人公は、どこか別世界の実在しない人間のように感じてしまうことがありました。画面はリアルに作っていたとしても僕は戦争に行ったことがないし。

この映画では、普通に暮らす一般人を描いたことで自分にも起こりえることだという実感がすごかった。普通の人が主人公だからこそ自分もすずさんと同じ目線で世界を観ることになります。

3.感情がすごい

この世界の片隅に 感想
この映画では、戦争そのものを描いているわけではありません。上でも言ったとおり、あくまですずさんの日常を淡々と描いています。

ですので、どちらの国が悪いかや戦争を美化したりするメッセージがあるわけではないです。ただただ、庶民の生活を見せるだけなのです。

呉に引っ越してきてのんびり大事なものを少しづつ作っていったすずさん。そんな日常に戦争の足音が近づいてきて、戦争が徐々に彼女の大事なものを奪っていきます。

この映画の出来事は事実と同じなので、よくアニメでは「フラグ」と呼ばれる不幸が起こる予兆なんてものはありません。突然不幸が起こるのです。

すずさんの暮らす広島へ襲いかかる圧倒的な暴力の前に僕は呆然としてしまいました。ここまでに、彼女の家族が本当に実在していたようなリアリティを感じているので、日常に襲いかかる恐怖が自分にもふりかかるようで、胸が締め付けられてとにかく恐ろしかった。

ここまでやるか、と。こんなに大きな理不尽を前にどう立ち向かえばいいかわかりません。

前半部がユーモラスで笑いのある平和な生活だった分、彼女の笑いやユーモア要素がなくなっていくのが無念でなりません。悔しさや悲しさ、諦念、などいろんな感情が混ざって、正直感情の収拾がつかない状態になってしまいました。

映画を観てこんな感情になったのは初めてです。本当に。

ここまでわけのわからない感情にさせてくれるっていうのは、作品としてすごいことです。アニメというだけでなく、映画としてもとんでもない次元の作品であることは確かだと思います!







4.普通に生きるということがすごい

この世界の片隅に 感想
理不尽な暴力の前で、どうしようもなく絶望してしまう。そんなときにも70年前の彼女たちは前を向いて生きました。

そしてそれは僕達の先祖もまた同じように生きた道です。とんでもない不幸があっても、すずさんのように強く生きた先人のおかげで自分たちが生きているという実感をこの映画は改めて思い起こさせてくれます。

私達はいずれ死を迎えます。そのときまで、日常をすずさんのように「普通」に暮らしていくことの大事さを教えてくれます。

大切な人と過ごせる何気ない日常が本当に大切なものだと真に実感させてくれる映画、それが『この世界の片隅に』です。「この世界の片隅」で愛する人と毎日を大事に生きましょうね。

まとめ

『この世界の片隅に』は、今年度最高の映画であることは確実です!

シリアスな映画なのは確かですが、くすくすと笑えるシーンもたくさんあり、観客はみんな笑ってました。そんな楽しい気持ちにもなれるし、色んな要素が詰まった良質な映画ですので怖がらずに観に行ってほしいです!

採点すると・・・

100点

ですw

漫画の原作があるんですね。知らなかった・・・。ソッコー買いました!

amazon限定のメイキング映像盛りだくさんのブルーレイDVDが予約開始してました!これは絶対に買いです!私も予約しましたw

 

当ブログの記事が参考になりましたら、また読みに来ていただけると嬉しいです。ついでにシェアしてもらえると、がぜん書く気がでます(^^)

-体験, 映画
-