ビジネス 経営

読書時間が減っている日本人。これは逆にチャンスじゃない?

Pocket

読書 時間
先日こんな記事があったので驚いた。

日本の30代~40代の読書率が、21世紀に入ってからの10年間で大きく下がっているらしい。どうやら長時間勤務で読書の時間が取れないのが原因ではないかとのこと。これはあくまで仮説なので正しいとは言えないが、読書の時間が減っているのはデータから事実だ。

読書 時間







読書時間が減るとどうなる?

ある調査によれば、20代、30代のビジネスマンは1ヶ月平均0.26冊の本を読むのに対し、30代で年収3000万円の人は平均9.88冊の本を読むそうで、その差は約38倍ですが、アメリカの調査でもビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのような大富豪が1日30分以上本を読むのに対して、年収300万前後の人たちの中で1日30分以上の読書をしていたのは、たったの2%しかいなかったそうです。

「ビジネス書」は役に立つのか 「読書の量と質」と年収の関係

年収が高い人は読書量が多く、年収が低いと読書量が少ないという事実があるが、読書量が多ければ年収が必ず高くなり、読書量が少ないと年収が低くなるということはいえない。しかし読書は、仕事で成功したり年収を上げるための、その確率を上げてくれる要素であるといえる。

今まで知らなかった仕事法や仕事のアイデアなど、読書では多くのことが得られる。それによって人は読書で成長するし、仕事にも良い影響を与えるはずである。そう考えると働く時間が長くて読書もできないというのは本人にとっても会社にとっても大きな損失だ。読書時間が減ることで将来の会社の成長をも阻害しているのではないか。

このように考えると目先の利益のため、生活のため、家族のためと言いながら長時間働くのってもう時代遅れではないのか?時間って有限だし本を読む行為というのは人を成長させる大切な手段だと思う。読書の時間が減っているのは、とてももったいないことだ。

読書のメリットは?

読書 メリット
本を読んでいたらお金持ちになれるということでは、もちろんない。いくら読書家でも年収の低い人はいるはずであり、割合から見ると読書家のほうがお金持ちになる可能性が高いというだけのこと。だが成功者と呼ばれる人は、そうでない人よりも読書量が多いのは紛れもない事実であるのだ。その理由というのはちょっと考えるとわかることだと思う。

例えば、ある人が新しいビジネスを考えているとする。その時に車業界の現状や海外での日本車の需要がわかっていれば、車の輸出を思いつくかもしれない。さらには鉄鋼の景気動向、車の最新技術などの知識も必要かもしれない。このような知識がなければアイデアも思い浮かばず、ビジネスもうまくいかないだろう。

これは抽象度という概念で表すことができる。この世界に存在する概念には階層性がある。例えば、「犬」と「猫」と「動物」という3つの概念を比べたとき、「動物」という概念は「犬」と「猫」を包括していることがわかる。「犬」と「猫」の一つ上の次元に「動物」がある。そして「犬」のほうが具体的ではあるが、「犬」よりも「動物」のほうが多くの情報量を包括していることがわかる。

「抽象度」とは、概念に階層性がある中でその概念を定義する際の情報量の大小の度合いのことを指す。この抽象度の高い概念を知れば知るほど多くの情報を得ることができる。抽象度の低い人には見えていない世界が、抽象度の高い人には当たり前のように見え、感じ、思考することができる。

そして創造性を持つということはこの抽象度が高いということ。抽象度が高い情報を得ていればいるほど、抽象度の低い人には見えない目線で世界を見ることができる。成功者になるにはこの抽象度を高めなくてはならない。そして抽象度を上げるには、読書によって圧倒的な知識量を獲得することが必要なのだ。







創造性は仕事で必要?

このように読書は、あらゆる世界を俯瞰的に見るため、創造性を発揮するために必要なことだとわかって頂けたと思う。

そして創造性は、俯瞰で見ることが必要な仕事で求められる。いわゆるマネジメント職、社長などの意思決定が必要とされる仕事だ。

日本の大企業なんかでは社員に色んな部署を経験させ、その経験を積んだあとに社長になったりする。しかし海外だとそんな実務の経験は必要とされず、知識豊富かつ創造性の高い抽象度の高い人材が社長に就く。ゴーン社長なんかは代表的だろう。簡潔に言えば、社長は会計の知識がなければならないが、実務経験は必要ないのだ。

読書で仕事にチャンスが?

現状、日本の働き盛りの読書量が減っているということは、それだけ創造性が失われているということだ。企業の成長は社員の創造性にかかっていることはすでに常識となっている。社員を長時間働かせることで目先の利益は上がっているかもしれないが、5年後10年後にその成長が確保できているかというと疑問だ。企業が将来も成長するためには、社員にせめて読書ができる時間を与えるべきだ。

会社だけでなく社員側にとっても、日常のなかで読書の時間を作ることが自分への投資となり、将来の成功への第一歩といえるだろう。創造的な仕事をするためにも本を読むべきであり、他者が読まなくなっているのだから自分が読書をすれば一歩先を行くことができる。

「書を捨てよ、町に出よ」では意味がない。何も知らずに町に出ても意味がない。この言葉は、本を読んでいる人に向けた言葉であり、本を読まない人には「町に出るな、本を読め」が正しいのではないだろうか。

 

当ブログの記事が参考になりましたら、また読みに来ていただけると嬉しいです。ついでにシェアしてもらえると、がぜん書く気がでます(^^)

-ビジネス, 経営
-, ,