イサム・ノグチって知ってる?
みなさん、イサム・ノグチって知ってますか?インテリア好きな人だったら知ってるかもしれません。
彼は20世紀が生んだ最も偉大な彫刻家のひとりです。生涯を芸術表現の実験的試作に捧げ、彫刻、庭園、家具と照明デザイン、陶芸、建築および舞台美術など幅広い作品を残しました。ノグチの作品は繊細でありながら大胆、伝統を踏まえつつモダンであり、多様な芸術分野を統合したあらたな表現方法を確立しました。
日本の伝統的な提灯の素材から着想を得て1951年にデザインしたAKARI(あかり)ランプなどのノグチによるデザインは、現在も製造され続けています。
参考:イサム・ノグチ略歴
彼は多くの作品をこの世に残しています。例えば北海道のモエレ沼公園やブラック・スライド・マントラ、ニューヨークのウォール・ストリートにあるレッドキューブなど、世界的に評価されている作品も多いです。イサム・ノグチという名前を知っているだけでちょっとインテリアに詳しいおしゃれな人っていう印象を与えることができるでしょう^^
私は高校生の時に彼のことを知り、その天才っぷりと作品の美しさに魅了されました。さらにはフリーダ・カーロと恋仲になり、山口淑子と結婚をし、北大路魯山人や岡本太郎や土門拳と交友があるという素敵な人生にも興味を持ちました。もうスーパースターですね!^^
イサム・ノグチは彫刻や庭園作品だけでなく照明の作品も多く制作しています。その代表的なものが「AKARI」シリーズなのです。
間接照明 AKARIシリーズ
イサムノグチがデザインした照明シリーズで和紙を使った一連のシリーズは「AKARI」と名付けられました。
「AKARI」は和へのこだわりが創造した提灯は、時代を超えて世界中で愛されています。現在においても当時の型を使用して職人の手により作られているAKARIは照明器具の最高傑作としてニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションにも収蔵されている作品です。「AKARI」という名前は「太陽の光や月の光を部屋に入れよう」という意味から「明かり」という名前がつき、その漢字も「日・月」からついています。
このシリーズは、和紙を利用しシェードに真張りを入れ脚を組み立てる細いワイヤーを使った物や鋳物をベースにしているのが特徴。和紙を通して照らす光は柔らかく、部屋の印象に暖かみを与えます。
伝統工芸である岐阜提灯の技術によって作られ、イサムノグチの思いのこもった制作当時からの型を今なお大切に使用しています。職人が1つ1つ丁寧に手作りする事によって、当時から変わらない形で高いクオリティを維持しているそうです。
オススメのAKARI
1.AKARI テーブルライト
このモデルがもっともポピュラーな形でよく見ますね。床に置くこともテーブルにも置くこともできます。白の和紙に当たった光が部屋を柔らかく照らします。価格もそこまで高くないです。ちなみに私も一番初めにはこれを購入しました♪
2.AKARI テーブルライト(色付)
ベーシックな1番のものに色を付けたものです。オレンジの和紙に光が当たるので薄いオレンジの光が部屋を照らします。
模様も和を連想させる形で素敵です。ただの照明が部屋を装飾するアイテムになりますよ!
3.AKARI スタンドライト
和室に置く行灯のような形です。床に置くのがおすすめですね。
ワイヤーの間隔が広めで、シンプルな印象です。直線的なのでシンプルとかナチュラルな部屋におすすめのライトです。
4.AKARI フロアスタンド
細かい竹ひごが入っており複雑な幾何学的な造形になっています。三角形にできる陰影がきれいです。
ライトという機能を超えて、部屋に置くオブジェのような照明。けっこう大きいのでリビングなどの広い部屋で利用するのがおすすめです。
5.AKARI ペンダントライト
球体を上から吊るすタイプの照明です。
通常の蛍光灯の照明とは違い、視線がまず行くものなので部屋の印象を変えることができます。
6.AKARI ペンダントライト
上から吊るすタイプのなかでも縦長のシルエットです。
珍しい形なのでアート的な印象を与えることができます。天井の高い部屋におすすめです。
1点注意が必要なのですが、和紙なので水洗いできませんし、溜まったほこりを落とすのが少し面倒ですね。でも、おしゃれのためにこれくらいの手間は我慢しましょう。